Merry X'mas!!!
はいさい、みなさん。 ログも今回で最後となりました。今シーズンも私の戯言に付き合って頂き、ありがとうございました。もっともっと沢山の話題を紹介したいのですが、写真がうまく撮れなかったり資料不足だったりと、私の力不足と痛感し反省しております。またの機会に、楽しい話題をもっとお話出来る様に勉強し準備しておきたいと思います。でも眠くて眠くてどうしようもない私は、そろそろ冬眠に入ります・・・ふぁ〜〜zz。 最後までご拝読頂いたみなさん、本当にありがとうございました。明日はメリクリ!!みなさん素敵なクリスマスを送って下さい。    ほなさいなら。    Happy Merry Christmas!    kuma
珊瑚話、第四夜。最終回SP!
はいさい、みなさん。  珊瑚話も今回で最後となりました。最終回は、移植珊瑚のお話を・・・。  三年前に移植した珊瑚。 横幅4.5cm、縦幅6.8cm、高さ6.1cmで植えつけた珊瑚は、三年の月日を経て横幅28.1cm、縦幅31cm、高さ15cmにもなる立派な大きさ成長しました。横、縦幅に関しては昨年からだけでも10p以上の成長をしています。(この珊瑚は成長スピードが速いので、他の種類ではそれぞれ成長スピードは異なります)  台風の大うねりにも耐え、自らの力で岩に根を張り成長を続けてくれました。  壊滅状態から現在までの過程を見ていると、何度も自然の偉大な力に驚かされます。この海域での珊瑚の被度(珊瑚が岩についている割合)は、私たちが潜り始めた頃に比べたら、10%に満たないぐらいしか復活していないかも知れません。しかし年々大きく育つ珊瑚、新しく着生し成長を始める珊瑚、少しづつではありますが、確実に珊瑚は増え続けています。そんな珊瑚たちは本当に愛おしくてなりません。珊瑚が育てば、そこに新しい生態系が生まれ、魚は戻ってきます。現に移植珊瑚が大きく育った根には、たくさんの魚が戻ってきました。 少しでも復活の手助けになるかも知れない珊瑚移植は続けていきたいです。 今後は是非みなさんと一緒に移植を行えればと思います。そして移植珊瑚の成長を見守り、大きく育つ感動をみなさんと一緒に分かち合いたいと思います。    ほなまた。   師走   kuma
  1年後、横幅8.8cmに。   1年後、縦幅9.7cmに。
 3年後、横幅28.1cmに。    3年後、縦幅31pに。
カウントダウン。
はいさい、みなさん。  2,3名のコアなファンに支えられていたログも終了までのカウントダウンが始まりました。今シーズンは約7ヶ月に渡り、わしの戯言に付き合って頂きありがとうございました。残すところ今回を含め、後3回となりました。懲りずに戯言は続きますが、暫しのお付き合いを。  さて今回は、ニューギニアベラくんです。今回十数年ぶりの再会を果たしました!! 島で潜り始めた頃は1個体のみでしたが、2年程は確認出来ました。でもその後はパッタリ姿を見なくなり十数年・・・。それが今シーズン立て続けに違うポイントで、1個体ずつニューギニアくんに出逢いました!! 図鑑を見ると日本では稀と・・・、以前のシチセンくんの事が脳裏を横切りましたが、確かに個体は少ないです。地域によってはニューギニアくんがうじゃうじゃしている所もあると思いますが、ここで見れるから楽しいのです。じっとせずに常に泳ぎ回っているので、わしの腕ではこんなあまあまの写真しか撮れず、綺麗さが伝わらずすみません。しかし白とブルーが入った黒のツートンは海の中ではホンマにクリアでとても綺麗です。十数年振りの再会には涙がチョチョ切れました。これからも逢える事を祈りたいと思います。   ほなまた。   11/22    kuma
新北風(ミーニシ)
はいさい、みなさん。  沖縄もミーニシが吹きそろそろ秋といった感じです。これからは北よりの風が強くなり荒れた天気も多くなるので、海に行きづらい季節に。ぼちぼちシーズンも終わりに近づいてきました。  さて今回は、ウコンハネガイくんです。真っ赤なボディに青い稲妻が〜♪(って違うか!)  岩のくぼみに潜んでいるウコンハネガイくんは、真っ赤な外套幕の端を稲妻状に薄紫の光が移動して行く貝としてして知られています。伊是名では現在2ヶ所のポイントで見ることが出来ます。 以前は発光する貝と言われていましたが、稲妻状の光は発光ではなく光の反射によるものとの見解が出されました。しかしライトを当てず暗い中で見てもピカピカしているように見えるので、光の反射と思えないのですが・・・。  まぁその辺は見られた方の見解にお任せして、わしはこれからも「ぴが、ぴが・・ブクブク、ひがってる・・ブクブク」と水中で説明しようと思いまーす。  ほなまた。    11/15     kuma
メイサーク。
はいさい、みなさん。  忘れた頃に台風19号の発生です。ベトナムへ進む予定で、日本には直接影響はないようです。発生件数は例年と大体同じくらいになると思いますが、日本への影響が少なかったせいか今年は台風が少なく感じる年でした。更に今年は本州に台風が上陸しない年になりそうです。統計では、上陸しなかった年の冬は大寒波がやって来ているので、今冬は用心しましょう。 さて今回は、アデウツボくんを紹介します。“艶やか”が名前の由来かは定かではありませんが、アデウツボくんの特徴である黄色の口内、細かく散りばめたような青い斑紋はとても綺麗です。他のウツボに比べると確かに“艶やか”ではあります。決して珍しい種類のウツボではないのですが、伊是名では一つポイントでしか見掛けません。なかなか同じ場所でじっとして居てくれないので、いつもは見れませんが、この“艶やかさ”みなさんにも是非見て頂きたいです。  ほなまた。  昨日は真夏日の沖縄。  kuma
珊瑚話、第三夜。
はいさい、みなさん。  砂地の中にそびえるは高さ5mのサンゴタワー。海中と陸上の違いはあれど、砂地のタワーとなればドバイのブルシュ・ドバイか伊是名のサンゴタワーか!! 沖縄一、いや世界一のサンゴタワーがここ伊是名にあります。(ただ他にないだけの気がしますが・・・)戯言もこの辺にして・・。  元々はポイントで船を係留する為の水中ブイだったのですが、何年もの時を経てロープに付いた珊瑚はオニヒトデの食害にも遭わず、ミルミルE(ヤクルトかっ!)成長し、水中ブイとしては利用出来なくなり、ロープごと移設しサンゴタワーとして生まれ変わりました。サンゴタワーのお陰で、珊瑚移植の大きなヒントを頂きました。ロープに付いた珊瑚は年々大きくなり、重みでロープが弛むので年1個のペースでブイを足し、現在4個のブイで支えています。今ではスズメダイ達の高層マンションとして利用され、サンゴタワーの居心地はいいらしく、年々入居者が増えているような気がします。 入居者随時募集中です!!  ほなまた。 11/7  kuma    
鉄人!
はいさい、みなさん。  暫し食欲の秋に気を取られ過ぎて、ログの更新も忘れてしまったので、忘れた分今日から連日更新したいと思います。 今年も昨年同様トライアスロンの話題を。今大会は、連休も手伝ってか過去最多の参加人数となり、スイムはバトルの連続でした。更に、今年は例年になく水深の浅い所での水中待機だったので、ポールに掴まって休んでいる選手の立ち泳ぎに蹴られては避けてと、こちらもバトルの連続でした。昼過ぎに少し強めの雨が降りましたが、大会は大きな事故もなく無事終了。  スイムコース片付けの後に頂いたヤギ汁はデージ上等でした。 ほな、明日も更新しま〜す。    11/6   kuma
ぜんしぇん?停滞??
はいさい、みなさん。  こちらは前線の影響なのか、雨や風の強い日が続き、ダイビングには厳しい天候でしたが、昨日は回復し久しぶりにタロウに行けました。  さて今回は、先日タロウで出逢ったクマドリカエルアンコウくん(左写真)を紹介します。海が荒れたので、昨日は再会出来ないかと思っていましたが、同じ場所でじっと待っていてくれました。年に何回かクマドリくんには出逢いますが、今回は白地に赤模様のとても綺麗な配色のクマドリくんに出逢いました。 最初に見かけた時は、この種の特徴である誘引突起(釣り竿)の先端のエスカ(疑似餌)で小魚を誘引しようと、釣りに励んでおられましたが、カメラを向けると納竿してしまい、クマドリくんの釣りを邪魔してしまったようです。カメラを向けずにもう少しクマドリくんの釣りをする姿を観察していれば、大物を釣り上げるシーンが見れたかも知れません・・・残念・・・。 少し前には、これも赤ベースのサイケなオオモンカエルアンコウくん(右写真)に出逢いました。タロウはビックポイントではありますが、小物も豊富なので、その時々によっていろいろな楽しみ方をさせてくれるポイントです。さすが、たろう、タロウ、田老。
ほなまた。   10/11   kuma
台風ラッシュ!!!
はいさい、みなさん。 14号の発生から1週間ほどで、3つの台風が発生。その中でも15号の勢力には恐怖を覚えました。あんなのが島を直撃したら、伊是名は地図上から消えてしまいそうです。メガサイズが流行る昨今、台風までメガサイズの流行に乗るのは勘弁願いたいです。 さて今回は貝のお話。海岸で貝拾いをしている時に、背面の模様がきれいに残っている貝を見つけると嬉しくなりますが、そんな貝も水中では違う美しさを見せてくれます。タカラガイ、ウミウサギガイ科などの貝類の生時は外套幕で貝殻が覆われています(左写真)。この外套幕は貝の種類によって様々な模様、色彩、突起の違いがあり、ウミウシと見間違えるほど綺麗なものもあります。外套幕に触れると、外套幕が開いて全く傷のないきれいな貝の背面が見れます(右写真)。ウミウチワやヤギ類に付いている事が多く、他にもウミウシ、エビやカニなどが共生している事もあるので、小物嫌いな方もちょいと覗いてみると新しい発見があるかもしれません。  ほなまた。  10/4  kuma
珊瑚話、第二夜。
はいさい、みなさん。  こちらは台風の影響がなくなった先週末から、夏が戻って来たような暑さが日中は続き、汗はダラダラ、体はダルダル、あんたはダレダレ?といった毎日です。 今回は、珊瑚話第二夜。第一夜ではオニヒトデの食害について少し触れましたが、オニヒトデ以外にも珊瑚を食べる水中生物が多くいます。その中でもオニヒトデについで被害を与えるのが、マンジュウヒトデ(ヒトデ)やヒメシロレイシガイダマシ(貝)です。マンジュウヒトデはオニヒトデ同様、胃を体の下側中央にある口から外に出し、珊瑚の組織を直接消化吸収します。しかしオニヒトデほど胃袋が大きくないようで拳ぐらいの大きさの珊瑚しか一度に消化吸収出来ないようです。更に珊瑚だけを好んで食べるわけではないようで、途中まで食べて移動したりするので、右の写真の左半分を食べられた珊瑚は、マンジュウヒトデの食害と思われます。ヒメシロレイシガイダマシは、歯舌と呼ばれるもので珊瑚の軟組織を削り取って食べます。多いときには40〜50個体のヒメシロレイシガイダマシが一つの珊瑚に付いている時があります。 共に珊瑚の被度(岩などに付いている珊瑚の割合)が多い海域ではオニヒトデのような被害はありませんが、これから復活への道を一歩一歩歩んでいる珊瑚の被度が少ない海域では、大きな被害を受けます。とはいえ、マンジュウを駆除するのは・・・。珊瑚は守りたいけど、自然のサイクルを壊すのも・・・頭の痛い問題です。   ほなまた。  9/27  kuma
マンジュウヒトデ 左半分が食害された珊瑚
ヒメシロレイシガイダマシ 全て食害された珊瑚
台風再び・・・。
はいさい、みなさん。 なんと!先週もログに書いた台風シンラコウは台湾経由で沖縄に戻り、太平洋沿岸の地域を北上し次は関東に。関東近県のみなさんは十分注意して下さい。発生から既に2週間近くが経つ息の長い台風です。昨日台風14号ハグピートも発生・・・。台風ラッシュはご勘弁です。  さて今回は、シンラコウにも吹き飛ばされずに居てくれたスルル(きびなご)のお話を。以前は、夏の風物詩だったスルルも、今夏には姿が見えず9月に入りやっと姿を見るようになりました。今まではあちこちのポイントでスルルの大群を見れました。今年はまだ1つのポイントでしか確認出来ていませんが、今後に期待しています。カツオやニジョウサバの捕食から逃げるスルルの大群は、太陽の光を浴びてキラキラと輝き、シャワーのように降り注ぐ感じはホンマに綺麗です。何分見ていても飽きません。台風に負けなかったスルル。今後どんどん数が増えていくのを期待して、大群の中でスルルシャワーを浴びたいです。  ほなまた。   9/20   kuma
台風・・・。
はいさい、みなさん。 とうとう来るかと覚悟していた台風も、進路を西に変え本島地方も強風域には入らなそうです。島は雨も少なく、水不足解消とはいかないようで・・・。ただ直撃した先島地方の被害が少ない事を祈ります。  さて今回は、先日タロウで出逢ったジャンボミカドウミウシくん。見かけた時は、デカ!デカ!!デカ!!!何だこのデカさ!?と思わず叫んでしまいました。確かに図鑑には60pに達するとありますが、今までこんなごっついミカドくんに出逢う事はありませんでした。ミカドくんを見つける前に、よく見かけるウミウシの卵塊よりはるかに大きい卵塊を見つけ、こんなbigな卵塊を作るウミウシもいるんやなぁーと思っていたら交接中のミカドくんが!かなり上を泳いでいましたが、あまりの大きさにはっきりと確認する事が出来ました。大きさを測ってみるとゆうに30pを超えていました。以前降神島で出逢った20pのコウシンウミウシくんも小物に見えます。更に隣りの岩場にも2個体居て、計4個体!全てが30pクラスのデカ物ばかり。いつどこからやってきたのか?初めての出逢いは謎だらけであります。いつも居てくれたら見応え十分なので、みなさんにも楽しんでもらえるのですが・・・、どっかに移動してしまうかなぁー。どちらにしろ次回のタロウが楽しみです。  因みに、海の中では光の屈折作用により実際の大きさより拡大して見えます。60pなんてのがいたら、陸上で見たら約80pに相当します。1m近くもあるウミウシなんて恐ろしくなりますね。      ほなまた  9/13  kuma
 直径10pを
  超える卵塊
珊瑚話、第一夜。
はいさい、みなさん。 今週から旬ネタを挟みつつ、珊瑚話を四つ程。第一夜はオニヒトデ!!  ここ2,3年は見つけても年2,3個体のみでしたが、今年はチラホラ現れ、小さな珊瑚が食害に遭い真白になった姿も目に付きます。何故あれだけの大発生が起きるのか?天敵も少ないのにあの猛毒の持つ意味は?五人で1日900匹を退治したりとオニ退治に明け暮れた日々。ポイントをいくつも食い潰され悔しい思いをした事・・・。オニとの格闘を書き始めたら4週またぎぐらいになりそうなので、この辺で別の観点から見てみたいと思います。 オニ退治も計画性なく中途半端な駆除を行うと、相対的なエサ(珊瑚)の量が増え、取り残されたオニの生活条件が良くなるという弊害も生まれます。本によっては、世界で最も研究されている水中生物の一つとの記述もあります。1日に70mも移動出来たり、他のヒトデに見られるような自切(自発的に腕を切り離し個体数を増やす)による繁殖はせず、卵と精子が受精する有性生殖によって繁殖するなどなど・・・。少しずつ生態は解明されているようですが、まだまだ詳しい生態が分からない生物のようです。美しい物には棘があると言いますが、オニ退治の時に独特の色彩に思わず見とれてしまう個体もいます。更に3分しか戦えないヒーローのモデルのようなヒトデヤドリエビくんが住み着いています。天敵のホラ貝も乱獲され、誰にも邪魔されずに珊瑚を食べる事で悪の権化にされてしまいますが、昔は自然のサイクルの一つとして決して不用な存在ではなかったはずです。大発生するオニヒトデは、私達に何かのメッセージを伝えようとしているのかも知れません。        ほなまた。   9/6    kuma
フウテンの・・・ウホウホ。
はいさい、みなさん。 さて今回は、放浪ぐせのあるゾウリエビくんのお話を、解禁した戯言に交えてお送りします。 以前はちょこちょこ家に戻って来たので姿を見る事もありましたが、最近は長い旅に出てしまいほとんど逢う事がありませんでした。ところが先日突然のご帰還!!(お兄ちゃん・・・) あっ、いたし!とこちらもびっくり。いつもの自分の巣穴に何食わぬ顔で居座っていましたが、この顔誰かに、何かに、似ていると思いませんか?どこぞの国営テレビで、子供達に工作を教えてくれた、あのおじさんの相方に・・。じっと見ているとそのうちフゴフゴと言い始めるのではないかと、思わず耳を澄ましてしまいました。しかしこの間逢いに行ったら、また旅に出てしまったようです。沖縄では、ゾウリくんの身は美味とされ、食用にされているので旅ではなく、海人に追われ逃亡しているのでしょうか。いつ戻るか分からないゾウリくんですが、再会を楽しみに帰りを待ちたいと思います。 ほなまた。  8/30   kuma
はいさい、みなさん。  8月も終盤をむかえ、過ぎ行く夏に思いをはせるみなさんのセンチな気分を害さぬよう、今回もわしの戯言を抜きにしてウミウシくん達をご覧下さい。      ほなまた。      8/22     kuma
マイチョコウミウシ(やや稀) 頭隠して尻隠さず・・・
オトヒメウミウシ
シロボンボンウミウシ ヒメコモンウミウシ ヤドカリと睨めっこ・・
セスジミノウミウシ(稀
はいさい、みなさん。  お盆は静かにご先祖様と過ごすべく、今回はわしの戯言は抜きにして今年出逢ったウミウシくん達をご覧下さい。   ほなまた。    8/13     kuma
レモンウミウシ ツルガチゴノウミウシ(稀) クチナシイロウミウシ ヒブサミノウミウシ オレンジウミコチョウ
五輪開幕
はいさい、みなさん。  またまた変なカニくんに出逢いました。最初に教えてもらった時には、なんだろうと思い手に取ってみると何やらモソモソ。よく見てみると脚をバタバタさせているカニくんが。えっこの石コロがカニ?!これが甲羅?ヤドカリ?どうなっているんだと横から下から真上から。わしの好奇心はくすぐられっぱしに!観察してみると石のくぼみに体を入れ、後ろ二対の脚で石を掴んでいます。フクイカムリのようなカイメンを背負ってカモフラージュするカニの仲間と思いますが、今回も特定出来ずすみません・・・。下から見ると右の写真のように何となくカニというのが伝わるでしょうか。しかし普段は左の写真のように、下の方に少し顔が見れるだけなので次に出逢えるのはミラクルに近いかもしれません。あの憎めない顔に脚をバタつかせる姿をもう一度見たいですね。  追伸:待望の西側ニューポイントは、カーミー岩(亀岩)と名付けられ、先日オープンしました。まだまだ新しい発見の予感も大きいので、西側の新しい顔として楽しませてくれそうです。お楽しみに!!   ほなまた。  ペチン五輪開会式   kuma
ウォーリー。
はいさい、みなさん。 いきなりですが、問題です。左の写真のどこかにカニがいるのですが、どこにいるか分かりますか?右下?左上?ちょいと分かりずらい写真ですが、正解は真ん中上の青い色も混じった藻の塊のようなものがそうです。右のアップ写真だと赤い二つの目が分かると思います。 先日、珊瑚の成長を妨げられないように、水中草むしりをしていたら、掴んだ藻が手の中でバタバタ。こっちも慌てて手を離したら、藻の塊がモソモソ動き岩のくぼみに隠れました。こいつは面白いと、手に取り観察して写真も取りましたが、なかなか特徴が掴めず、本を見てもクモガニ科のクズガニの1種と思われますが、どのクズガニくんか特定出来ませんでした・・・。最初は全く見分けがつかないカモフラージュでしたが、今は周りに藻がなく一人フサフサ状態。次はどんなカモフラージュを見せてくれるのか楽しみです。  ほなまた。  8/2  kuma

つぶらな瞳
はいさい、みなさん。 熱低が徐々に近づいております・・・。  先日、ニューポイント候補地探索中に久しぶりにシチセンチョウチョウウオくん(それも幼魚)に出逢いました。最初の出逢いは10年程前の糸満崎。あれ、あの魚は??と追ってみたものの、あまりのすばしっこさに特徴は掴めず、3回目にしてやっと確認出来ました。○○大図鑑には “日本では稀” ○○海水魚には “わが国での観察例は極めて稀” と書いてあるではありませんか!! 他のポイントでも出逢い、極めて稀なシチセンくんが6匹も確認出来たこの状況に興奮せずにはいられませんでした!しかし図鑑とは、著者の主観によるところが多いようで、決して稀な魚ではないと知りました・・・。でも個体数は確かに少なく、この種類に多く見られる目を通る帯も黒ではないので可愛い瞳が見れます。稀でなくても小型でとても愛らしいわしの一番好きなチョウチョウウオです。他のチョウチョウウオも瞳はみんな可愛いので、黒帯に隠れている瞳が見れるとイメージが変わると思います。みなさんもそっと近づいてみて下さい。    ほなまた   7/26    kuma
またまたゾウゲ様。
はいさい、みなさん。  さすが海の日!! カルマエギの影響で吹いていた風も止み、21日からはグッと静かに。しかし昨日発生した熱低の動きが気になります・・・。 今回は、前々回に紹介したゾウゲ様の交接から10日後ぐらいに、交接を目撃したすぐ近くで産卵シーンを見る事が出来ました!うねりにも負けず岩場に張り付き、産卵を続けるゾウゲ様。交接から産卵までの期間などは分かりませんが、同一個体と信じたいです。交接に産卵、神秘的なシーンを紹介出来て、ホンマにゾウゲ様々です。 今回は、先日のゲストのチーム名に敬意を表してショートショートでお送りしました。 大してショートでもないか・・・。   ほなまた   7/24   kuma   
ニューポイント誕生!?
はいさい、みなさん。  今週初めは、台風か・・・と頭を痛めていましたが、強風、高波に負けず、毎日海に入っております。 先日、強風の為予定していたポイントに入れず、以前何度か入った事のある、西側のとある場所に潜りました。昨年からニューポイント候補にはなっていたのですが、なかなか調査に行けませんでした。でも今回潜れた事で、ずい分中の状況が分かりました。小規模ではありますが、珊瑚の郡体があり水深も程よく、何やらニューポイントになりそうな気配であります!!西側は段々畑、糸満崎の二つのポイントをオニヒトデにやられ、のどから手が出るほど願っていたニューポイント。早くみなさんと一緒に楽しめるよう更に調査を重ねたいと思います。これも台風の恩恵の一つ。カルマエギに感謝!!       ほなまた   仲田ウンナー(豊年祭)   kuma
ゾウゲ様。
はいさい、みなさん。 先日の地震には驚きです。滅多に地震のない沖縄。震度3の地域に伊是名が出ましたが、初めて見る映像でした。本島で震度4を記録したのは実に40年振りとのことです。 さて今回は、偶然にも目撃出来たゾウゲイロウミウシくんの交接シーンです。ウミウシは雌雄同体ですが、繁殖の為に交接します。交接器は体の右側前方にあるので、お互い体の右側を密着させる形になります。交接器には、オスの器官とメスの器官があり、相互に受精します。3年前には、貴重な産卵シーンも見せてくれたゾウゲくん。今回も、貴重な交接シーンをみなさんに紹介する事が出来て、ゾウゲくんには大変感謝しています。わしにとっては、大変ありがたいウミウシ様であります。    ほなまた。  7/12  kuma
ディープなDEEP DIVE
はいさい、みなさん。 全国各地で繰り広げられる値上げの嵐!ここ伊是名も離島の宿命、レギュラーガソリンは税込み200円の大台に乗りました・・・。レギュラーが100円を切り車を乗り回していた若かりし頃が遠い昔のように(遠い昔だよ!!)感じる今日この頃です。  さて気を取り直して今回は、先日の当ノ石の水深約28m、ある意味ディープなお話しを。 スミレナガハナダイくんを見に潜降したところ、おやおや、何やらアカヤギの中をヒョイヒョイヒョーイと。よーく見てみると、ヒオドシベラくんの幼魚ではありませんか!この海域ではほとんど見かけない(わしは記憶にありません)珍しい幼魚です。更に一緒にやや珍のホホスジタルミくんの幼魚まで!このWネタ頂き!!と両方を追いかけてしまい、二兎を追う者は一兎をも得ずの教訓通り、写真はこのザマです・・・。情けない・・・。 次回もヒオドシくんがいる事を願って、写真差し替えのリベンジを!!!    ほなまた。   米独立記念日  kuma
ベーツ型擬態。
はいさい、みなさん。 こちらの天気はやや不安定で、ドカ雨の降る時もしばしば。南の島らしいお天気です。今回は少し専門的っぽいお話しを。写真のイロブダイくんの幼魚は、ダイバーにはとてもポピュラーな幼魚の一つです。幼魚時は、頭部にオレンジの黄帯。少し大きくなると黄色に変化し、成魚時には黄帯は無くなり、違う種類の魚かと思うほど、昔の面影はなくなります。そして一番の疑問が、幼魚なのにこんなに目立って大丈夫かよっ!と思ってしまう色合いです。幼魚の中にはイロブダイくんのように、一見とても目立つ色合いの種類が結構います。いつも疑問に思っていましたが、以前読んだ本にベーツ型擬態(有毒や有害な生物に擬態する事)の話しがありました。海の中には、ウミウシのように派手な色をした小さな有毒生物が多いので、それに擬態しているのではという内容でした。ベーツ型にはいくつかの要件を満たす必要があり、本の中では断定はされていませんでしたが、幼魚時の派手な色合いも説明がつき、私自身も十分納得出来る説だと思いました。 尾を曲げたまま泳ぐ姿や色合いがとても可愛いので、このままでいてくれたと思いますが、このままだとニモ(カクレクマノミ)の二の舞いになりそうです・・・。    ほなまた。   6/28   kuma
田老(タロウ)
はいさい、みなさん。  こちらは梅雨明け後、連日どぴーかんが続き体が毎日ボイルされています。暑い・・・。 今回は、先週のタロウの話しを一つ。  川の流れのような水面を突っ切り、根に向かい一直線に潜降。さすがに流れのあるタロウは一味違います。野太い隊長を先頭に、トカキン(イソマグロ)の連隊が根の上を旋回し、あの流れの中でも優雅に海の中を飛び続けるマダラトビエイ。全てが手の届きそうな目の前を通り過ぎます。さすがタロウ!期待通り、今シーズンも楽しませてくれそうです。  ほなまた。   6/21   kuma
圧巻!!
はいさい、みなさん。  先日築地に急いだおかげで、いいネタを仕入れる事が出来ましたので早速旬なネタを一つ。 Full up!! 現在降神島にいるキンメモドキくんの数は、今がmax!です。小さな幼魚から成魚まで穴の中は大混雑で、渋谷の駅前交差点の人込みも、那覇市の58号線の朝夕の渋滞も比ではありません。穴から飛び出し外にも溢れています。口を開けたら踊り食いが出来そうな勢いで、久しぶりに穴の中でキンメの量に圧倒されました。 これから個体は大きくなり見応えは変わりますが、捕食もされ数は徐々に減っていくので、量的には今がmax!と思われます。さぁ、あなたも水中踊り食いにチャレンジ!!   沖縄は、一足早く梅雨明けしました。   ほなまた。   6/18    kuma  
穴埋め的続編・・・。
はいさい、みなさん。  こちらは夏至南風(かーちべー)が吹き始め、梅雨明けもそろそろといった感じでしたが昨日から風向きが変わり、おやおやっ?と思いましたが、梅雨明け目前といったところです。  今回は、前回お伝えした通りイボヤギミノウミウシくんの続編です。2匹の逢引きを目撃した2日後に同じポイントに潜ったところ、今度は親子のような2匹の個体が貝殻の近くにいるではありませんか!親と思われる個体は、前々日目撃した2匹の個体より大きく、2匹が合体して子供を産んだのか、はたまた1匹の個体に精気を吸い取られたもう1匹が小さくなってしまったのか・・・。何とも謎に満ちたイボヤギミノウミウシくんとの遭遇でした。  みなさんは、どちらだと思われますか。  ネタ切れ寸前!築地へ急ぎます。   植田Japanおめでとう!!  はなまた。  6/14   kuma
五輪へ王手!!
はいさい、みなさん。 今年は、九州北部より関東甲信地方のが先に梅雨入りするという、13年振りの珍事だそうです。沖縄も雨が多く、県内ダムの貯水率も平年を上回り、今のところ水不足の心配はなさそうです。そんな梅雨に負けじと久々のログ更新を張り切っていたのですが、先日悲しい事にログ用写真のデータがとんでしまい、予定していた3回分のネタが消えました・・・。残念ではありますが、今回は蔵出しネタでご勘弁を。 今回は、貝殻の中にいた人魚姫ではなくイボヤギミノウミウシくん。このウミウシは、イボヤギを食す個体がイボヤギのポリプそっくりの色となり見事に擬態します。海の中でもとても色の映える綺麗なウミウシです。貝殻の中で出逢った2匹。実はこれには続きが・・・。それは次回のお楽しみ。 ※貝殻の中にいたのは決してやらせではございませんのであしからず。  昨日の男子バレーにはしびれました!!     ほなまた。    6/7    kuma
おはようございます。
はいさい、みなさん。  5ヶ月振りの再会、如何お過ごしですか?今年の黄金週間は、例年の修行ダイビングとはうって変わり、夏を思わせる日差しの中水温も高く快適なダイビングとなりましたが、この水温の高さはとても危険です。このまま例年通り水温が上がると、夏は30度近い水温となり珊瑚の白化現象が予想され見守り続けた娘達に危機が訪れます。五輪イヤーは台風イヤーと呼ばれるほど台風が多い年ですが、今年のデイゴの花はチラホラです。天気ばかりは分かりませんが、程よく台風が来て水温の上昇が抑えられたらと願います。水温が高い事もあり、ウミウシやクマノミの卵が見当たらない、いつもとちょいと違う黄金週間でした。 08’スタートから暗い話題になってしまい申し訳ありません。次回からは楽しい話題をお伝えしたいと思います。   ほなまた。  5/9  kuma


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